アカギツネ
(Vulpes vulpes)
・犬の仲間(食肉目イヌ科)。
・本州以南のホンドギツネ、北海道のキタキツネの2亜種が分布。
・平地から高山まで幅広く分布する。
・動物食で、野ネズミや鳥類、昆虫類などを食べるが、秋には果実も食べる。
2022年9月10日撮影
ネズミかモグラらしきものを捕まえようとしている
- 足跡
・足跡が一直線上になる「ハンター歩き」をする。
- 餌付け問題
・北海道では、餌付けによってキツネを人間の行動域に定着させてしまうと、キツネから人間にエキノコックスが感染する危険性が高くなる。
・「疥癬(かいせん)」という病気がキツネの間で流行する危険性が高くなる。疥癬はイヌ、ネコ、鳥、人間にも感染する。
疥癬…ヒゼンダニというダニが皮膚に穴を開けてトンネルを掘り大量に寄生する病気。重症化するとだんだん全身の毛が抜けて皮膚がひび割れ、とても痒くなる。最終的に死に至る個体も多い。感染力が強いため周辺のキツネに感染させてしまう。動きが鈍くなるため、餌をとるのも難しくなるが、餌付けによって簡単に餌が手に入ると疥癬に感染したキツネが長く生き残り、他のキツネに感染させるリスクが高まってしまう。
- 岩大キツネ(通称ガンギツネ)情報
(情報提供:岩手大学 Nature Circle けらけら)
・2022年現在は、少なくとも3頭が岩大キャンパスに住んでいる。 ・場所は秘密だが、恐らく学内に内に巣がある。
・真夜中に大声で鳴きながらキャンパス内を走り回っているらしい。
・真夜中に大声で鳴きながらキャンパス内を走り回っているらしい。
・キツネは本来夜行性。しかし、キャンパス内では頻繁に昼間に活動している。
(参考文献:哺乳類のフィールドサイン観察ガイド 文一総合出版
The Wild Mammals of Japan 松香堂、日本哺乳類学会
いいね!Hokudai 2021年4月19日 #エキノコックスだけじゃなかった!
~キツネへの「餌付け」がもたらす弊害とは~
層雲峡ビジターセンターだより 2014年 3月号 No.16 3月25日発行 大雪山国立公園)
2022年6月30日撮影↑※岩手大学内キャンパスには多様な動物、植物が生息しています。大学の敷地や植物を荒らしたり、生息している動物の住処等を探したりなどしないようお願いいたします。お手数おかけしますが、アンケートにもご協力いただければ幸いです。 アンケート↓ |
2022年8月19日撮影
くつろぐキツネ
2022年7月4日撮影
2頭で歩くキツネ
2022年7月24日撮影
昼の時間帯に開けた場所に出ているキツネ
2022年8月27日撮影
大声で鳴いている
2022年7月15日撮影
カメラに興味がある様子